今回、とある用事で(つうか就職試験)東京に行くことになった私は、後輩にデジカメ買ってくるよう頼まれていた為、秋葉原へ再び足を踏み入れた。6.9K円で購入したゴミ同然のデジカメを抱え、私はふと何か撮影してみたい気分になった。てなわけで、秋葉原オウムショップ撮ってきました。guhehe
一応大麻堂の入り口とってきました。ごく普通の店でした。店番のお姉さんに「今日、店長はいらっしゃらないんですか?」と聞いたところ、「何時に来るかわかりません」とのこと。麻枝氏なかなかワイルドな経営ぶりです。レターカードとボールペン、水パイプ用の火皿買ってきました。
マハーポーシャ。オウムの店として余りにも有名になりすぎたこの店は、現在秋葉原のどこにも存在しない。オウムはもうパソコン業界から足を洗ったのか?フェッフェッフェ、あるんですよ。これがまた!マハーポーシャは現在、6つの店に名前を変えて相変わらず末端の信者共をダータでこき使いながらのうのうと営業を続けていたりする。
クーロン黒沢著の「オトナのハッカー読本」によると、秋葉原にあるのが3件。その名もズバリ「トライサル」「グレイスフル」「PC−BANK」である。他に3店舗ほどあるらしいのだが、一つは「CPUBANK」あとは未確認。秋葉原の街を歩いてると、他の店と明らかに違った客引きがいる。蛍光色バリバリの派手な服を纏った顔色の悪い店員が、不自然なまでに声ばかり張り上げていたら間違いなくオウム系列の店と見て差し支えないだろう。あー、これ看板ね。
とりあえず私は三店舗のチラシをGETすべく、適当に街を歩く。本(ハッカー読本)には、腕に怪しげな注射痕のある痩せたの写真が載っていたが、まさか本当にいるわきゃねえよな・・・と思っていた矢先、なんと本物に遭遇してしまった。チラシを受け取りつつ、さりげなく腕を確認すると・・・本当にあった。写真を撮ろうとさりげなくシャッターチャンスを狙うが、デジカメ持って何度も往復する私に不審の眼差しを向けるので、あえなく断念。替わりに40後半の栄養状態が悪そうな典型的末端信者のオバサンを隠し撮りしたのだが、うまく撮れていなかった。ディスプレイも付いていないのを買ったツケが今ごろ回ってきたようだ。
とりあえず、三店舗ともチラシもらってきたんですが、あからさまに同じ構図で、同じ値段です。安くすればいいと思ってるのか?まあオウムらしいといえばらしいのだが。
前置きはさておき、実際店内に入ってみよう。まずPCBANK。一番真っ当な名前が付けられたこの店、中もこのように清潔で明るい。店員も外回りの連中とはカーストが違うらしく、血色も良い。気になる価格はというと・・・ペンタ2の400MHzマシンが20万!?暴力的なまでの安さである。まあビデオボードの名前が聞いたことも無い奴だったのが多少気になるが、現時点の相場で、ペンタ2の400MHzのCPU自体20万である。人件費無しだからこそできる暴挙だ。
当然ここで買えば買うほどサリンの原料費を供与するわけだが、人間モラルより金らしく、ろくでなし共で店内は賑わいまくっている。ハルマゲドンが近づこうがどうなろうが所詮人事である。今度撒く時にはぜひこいつらを優先してターゲットにして欲しい。ちなみに自分はモラルなど50nSで捨て去りましたが、金が無かったんで何も買えませんでした。
次にトライサル。価格はオウム系列店どこも一緒。この店は以前、マハポ時代の怪しげなPC用ケースをそのまま中古で売るといった素敵な暴挙をやっていたらしいが、今はさすがにきれいさっぱり無くなっている。
チャレンジャースピリッツに溢るる私は、店員の女に「ここ、オウムと関係あるんですよね。」と、ズバリ聞いてみたのだが、すかさず「ありません。」と、笑顔で返されただけであった。無念。
最後にグレイスフル。秋葉も外れに位置するこの店は(まあ他の二店舗も中心じゃないが)、他の新しいオウム店に押されてか、やや活気が無い。店もこ汚いのだが、店員まで薬きれてやつれてます、みたいな顔が多い。あえて語るべき要素も無い。
余談だが、秋葉原にはピーコ物のエロビデオを2束3文で叩き売る店が多い。大体クソみたいなブツばかりだが、ソフマップ12号間の近くの店には裏モノがあった。前に来たときは4時くらいからコソコソ売りに出していたプレステやサターンのMODチップやエミュレーターなども最近は真っ昼間から売られている。夕方から開く店はたいがい期待外れか、ボッタクリ価格なので回るだけ無駄だ。
駅前のラーメン屋で大盛りラーメンをかっ喰らい、あても無くブラブラしてたら8時になった。駅前に戻ると怪しげなキャリーを引いたオヤジも周りにこれまた怪しげな客が群がっている。ピーコソフト屋かと思い中を覗くと、なんとオヤジが扱っているのはインターネット雑誌等に付いているCDで、中のプロバイダのお試し無料アクセス権目当てに、暗黒野郎どもがCDを大量に買い込んでいる真っ最中であった。
最後の最後で秋葉原の奥深さを知らされ、完全に思考回路がイカれた私は、宿を考えてなかったことに気づき、この際だからと無謀にも野宿を思い立ち、半袖ハーフパンツという軽装のまま秋葉原近くの公園のトイレ個室に寝転がり、寒さと浮浪者のノックと官憲への恐怖で、眠れない地獄の一夜を過ごしたのであった。<大バカ